介護職のストレスゾーン (17/11/17)
介護の仕事をする方の多くは、人のお役に立ちたい、誰かのためになりたい。
この想いがとても強い。
ただ時にこの想いが、自分を苦しめる時がある。
苦しめる?その理由と、その想いから解放されるには。
例えば
サプリメント。
それは、相手の健康を少なからず考えるから。
料理教室。
それは、日常をテーブルと料理を介在し、
一家団欒の笑顔を少なからず考えるから。
化粧品。
それは、いつまでも若々しくあってほしい。
もっと魅力を発揮してほしいと少なからず願うから。
工事。
それは、人が安全に生活しやすい環境を
少なからず考えるから。
何かしら「ヒトのお役に立ちたい」
という想いが込められている。
そして同時にあるのが、自分のため。
お金のため。
生活を守るため。
頼られている幸福感を味わうため。
美味しいものを食べるため。など。
人のお役に立ちたい、と、自分のために、が均衡した時、
人は、心の安定を得ることができる。
もっと言えば、このバランスが崩れると、ストレスが発生する。
自分のことを顧みず、「人のお役に立ちたい」を優先しつづけると無理をするし、我慢がでる=ストレスが増える。
大切なのは、自分を大切にすることを忘れないこと。
相手のために精一杯やってる自分をいたわること。
その時間、「あえて」作っていますか?
介護施設に従事する皆様は、ホスピタリティの塊のような仕事。
昨今様々な事件がありますが、
「介護職に就く人は、心から人のことが好きな人。事件を起こした当事者だって同じだったと思う。それが環境や作業、人間関係など、様々なストレスが積み重なって起きた出来事。誰にでもあり得ると思う。決して本人だけが悪いのではない。」
と、とある施設経営者。
もちろん、おこなった事は、決して許されることではない。
ただ、今後繰り返さないために、どうするか。
一番行ってはいけないこと。
それは、放置、です。
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