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パワーハラスメントの定義 (19/06/06)
企業でのパワーハラスメント対策の義務化が、大企業は2020年4月、中小企業では、2022年4月より義務化になります。
企業は今後真剣に「人権」と向き合っていく時がきました。
パワーハラスメントとは、「職場の権力(パワー)を利用した嫌がらせ」のこと。略称は「パワハラ」。
厚生労働省では、パワーハラスメントを「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」
●職場での優位性
職場での優位性とは、上司から部下へのいじめ・嫌がらせだけでなく、先輩・後輩間や同僚間、さらには部下から上司に対して行われるものもあります。また人間関係や専門知識、経験などの様々な優位性が含まれます。
●業務の適正な範囲
業務上の必要な指示や注意・指導を不満に感じたりする場合でも、業務上の適正な範囲で行われている場合には、パワーハラスメントにはあたりません。
パワーハラスメント対策で最も大切なのは、何がパワハラでパワハラでないのかを明確化すること。
そうでないと、上司が何を言って良いのかもわからない、職場環境の悪化につながるからです。
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