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傾聴とは、スキル。だから難しい! (21/03/15)
話を聞くって難しい。そう感じた人は聞くと聴くを混同しているかもしれません。聴く、はスキルの方です。
普段より、人の話す話を聞いていると思います。その時は、聞くで合っているのです。
こう鈍してほしくないポイントは、「聴く」時に「聞いている」こと。
「聴く」にはゴールがあります。相手の気持ちを和らげる、癒す、真意を導き出す。
ただ「聞く」は、自然に聞こえてくる音として相手の話を扱うので、上の様なゴールは存在しません。
もっと言えば、自分の意見や言いたいことを話すために聞くことさえあります。
相手に相談しても話を聞いてもらってないと言われたことがある場合、聞くになっている場合がほとんどです。
「聴く」の場合であれば、必ず「楽になった」「もっと話したい」「話していて楽しい、癒される」と言われます。
それは聴くスキルは、常に相手軸のスタンスだから。
この、常に相手軸になるスタンスが聴くを難しくしている最大の要素なのです。
これは、相手を立てるとか、敬うとか、上手を言うのではありません。
「相手のことを受容し、共感する」ということ。
これも、自分の意見を押し殺すことではありません。
何故聴くは、難しいかというと、もっと具体的に言えば、「自分の意見や考えを横に置いて、相手の話を受け止めて共感するスキル」が難しくさせているともいえるでしょう。
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