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「傾聴」がストレスになる前に (21/05/20)
聴く。これがストレスとなっている方は、実は多いようです。
部下から相談されても、どう話を聴けばいいのか分からない。
子供の話をしっかり聴いてあげたいのに、うまく聴けない。
原因として、まず自分の意見や考えが邪魔をしている。
要は、「何とか答えをださないといけない」という考えに囚われている傾向が強くでてると、かなり傾聴は難しく、聴くがストレスになるのです。
まず覚えておいてほしいのは、傾聴のスキルには、アドバイスや答えを提示するという内容は含まれていないということです。
傾聴が難しくなる1つのポイントとして、焦点を聴くにあてること。
多くの例で、「アドバイスや良い方法を見つけるために聴く」という観点があります。
実は傾聴はそうではありません。
「聴くことで、望む方向性が見えてくる」という観点です。
あくまで傾聴は、今悩んでいることを整理するスキル。
相談をされる方の頭の中は、どこに何を閉まったのか、見当がつかない物置だと思ってください。
様々な出来事が絡み合って、ぐちゃぐちゃになっています。
傾聴はスキルを使って、それを整理整頓していく作業。
そして、その中に実は欲しかったものが入っている可能性が高いのです。
良い方法は、実は自分が持っていた。
それに気づかせてあげるために、考えを整理する道具が、傾聴であるということ。
だからこそ、ひたすら聴き続けるということが大切なのです。
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