2021年6月アーカイブ
テレワークでメンタルへルス不調を減らす最低限の予防策 (21/06/25)
今自粛やテレワークでなかなか社員に直に会えなく、部下や同僚の様子が気になっていないか心配する声が後を絶ちません。
今何やってるんだろう。
ちゃんと仕事に取り組んでいるかな。
困ったことはないだろうか。
とにかく心配。連絡がこないと、なおのこと心配。
メンタル面で言えば、
落ち込んでないかな。
一人で抱え込んで苦しんでないかな。
やる気は落ちていないかな。
日本メンタルヘルスケアサポート協会では、そういった対応法を研修等でお伝えしていますが、そのような方法が見つからない場合、分からない場合、
最低限やっておくとメンタルへルス不調とあなたの心の負担を減らすことができる方法があります。それは、
「とりかくコンタクトをとる」ことです。
何でもないことで良いのです。もはや「元気してる?」でも良いのです。とにかく何かしらコンタクトをとって下さい。
うざがられるかもしれない、邪魔をするのでは、そのような考えは一切考えず、まずコンタクトをとる。
何でも連絡があれば相手は「繋がっている」を確認できますし、
そこで何でもリスポンスがあればそれで「繋がっている」を確認し、安心できますよね。
逆にレスポンがなければ、「何かあったのかな」というサインにもなります。
どう話そう、何を伝えれば、そんなことを考えていてはいくらたっても相手の状況なんてわかりません。
まずはこちらから連絡を取って、繋がってるよメッセージを送ること。
実はこの1つのメッセージが相手の安心感へとつながるのです。
テレワークの中、仕事を行う時最もこみあげてくる感情が孤独感です。
そこから様々な憶測が出てきて巨大な不安の塊となる。
それに押しつぶされる前に、孤独感から解放してあげることが大切。
「お~い、顔洗ったか~?」というラインでも良いのです。
そのコンダクトがのちに信頼関係を育み、相談してきてくれるまでに成長していくのです。
・社員のメンタルへルスをどのように行っていけばよいか、それを伝えるメンタルヘルス研修は、こちら。
強制的に相手をこちらの話に巻き込む方法 (21/06/24)
ちょっとこちらの話を聞いてよ!って思う時、少なからず誰しもが経験することと思います。
自分の話だけでなく、こちらの言うこともとか、黙っていて話さない、話が続かないとか。
そういう時の画期的な方法が、質問です。
質問には相手を支配することができる効果があります。
例えば「今何時?」と聞かれると、「15時です」って答えますよね。
これはいくら距離があっても答えます。イコール、これだけで相手を自分に向かせていることですよね。
ただ、話を聞いてほしくてもどかしさを感じている人はそれが少ない。
「今15時かぁ。」という、自分でその答えを言っています。となると、相手は答える必要がないので、必然的に会話はなくなるのです。
大概話が続かないパターンで多いのは、上記のパターン。自分で話を終わらせています。
だからこそ、うまく質問を入れること。
「今日どうだった?」「特に変わりはない」これも質問して答えさせていますが、抽象的だと相手はそれしか答えることができません。そのため話は続かない。
「今日一日しいて言えばどんなことが苦しかった?」「はい、実は○○なことがあって」と具体的に聞いていくと、相手も具体的に答えてくれます。
話が続かないのは、あなたの質問の仕方にあります。
ぜひ具体的に相手の話を聞く質問をしてあげましょう。
絶対に相手は答えてくれます。そうするとどんどん話は続いていくでしょう。
・具体的にどう聞いていくか、そのテクニックが1日で習得できる傾聴カウンセラー養成講座は、こちら。
テレワークから対面への働き方シフトの難しさ (21/06/22)
コロナをきっかけにリモートへシフトした方も多い中、今度は逆にリモートから対面へシフトする時期が見えてきたように思います。
ただ出社してみんなの顔を見るのが当たり前からリモート勤務へのシフトへの難しさがあるように、リモートから対面への働き方のシフトも難しさがあるのかもしれません。
まず出社をしなくてはいけない。
電車に乗らなくてはいけない。
コーヒーを外へ買いに行かなくてはいけない。
お昼ご飯を食べに出なくてはいけない。
すぐ横に人がいる。
「話しやすさ」から集中できない。
団体行動が余儀なくされるなど。
特に去年、今年入社した社員
カメレオンみたいに即座に周りに溶け込むことはできず、環境になじむには時間がかかる。
いくらコロナが落ち着いたからといって、マスクが外せないように。
今そういう会社の声が増えてきてますので、ぜひ「人」を迎え入れるご準備を。
・本の働き方へシフトする時どんなメンタルの準備をすればよいかが分かる、メンタルへルスケア研修は、こちら。
悩みは不安がつくる方程式 (21/06/17)
不安。。生きていれば必ず、また一日の中でも何回も訪れるこの感情。
「将来これで大丈夫か」
「コロナにかかるのではないか」
「カギ閉めたかな」
「相手にどう思われているか」
「この資料の書き方で大丈夫か」などなど。
実は人は一日中不安と格闘しています。よく「この悩みはどうやったら解決できますか」と言われますが、
まず悩み=不安+未来であることを理解してほしい。
そして悩みが深くなる、また大きくなるということは、悩み=不安×未来という形になり、不安要素の数が大きくなればなるほど、悩みは大きくなるということです。
大切なのは、具体的に何が不安なのかを理解すること。
将来が不安。具体的には?お金?パートナー?老後?場所?
コロナが不安。具体的には?かかるかが具体的ではなく、今の予防の仕方だけで大丈夫か?ということ。
ただ不安は感情。
単純に言えば、本人が「大丈夫」「考えてもしょうがない」という風に思えれば、消えるわけです。
そう考えて方程式に当てはめると、悩み=未来という形式は成立せず、悩み=不安(0)×未来は0になります。
また具体的な不安が目に見えたのであれば、その不安をどう解決するかと考えてください。
不安を多く持つということは、未来に対し、慎重に生きている証拠、または未来を楽しく生きるためにしっかりと考えている証拠。
今までもたくさん不安を感じてきたと思います。
でもそれを乗り越えてきたあなたがいます。
だから大丈夫なんです。どんな不安も乗り越えられる力を持ってますから。
・感情の扱い方も分かる、傾聴カウンセラー養成講座は、こちら。
メンタルへルスは楽しいんです! (21/06/16)
メンタルへルスと聞くと、どうしてもマイナスイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。
心の病とか、マイナス思考とか、ストレスとか、うつとか、離職とか意欲低下とか。
確かに全て間接的には当てはまっています。
どういうことかというと、メンタルへルスを「怠ると」そうなるということです。
というのもあるステップを飛ばしているのです。
メンタルヘルスは直訳すると心の健康。ただ文字通り読めば漠然としている。
では身体の健康に当てはめるとどうでしょう。
英語に置き換えるとヘルシーボディ。
健康的な身体とは、元気に動けて、病気にかかりにくい、もしくは病気にかかっていないというイメージありませんか。
そのために、運動したり、食事に気を付けたり、無理をしなかったしますよね。
それをしないと病気になったり、肥満になったり、無理をしてどこかを痛めたりということになります。
メンタルヘルスに当てはめると、上記の「健康管理法」をすっ飛ばして、結果としてというところを見ているからマイナスなイメージが出てくるのです。
要は、身体の健康管理法が分かっても、心の健康管理法が分からない、からなのです。
実際身体の健康管理のようにやり方が分かったら、それを行うことによって健康を保つ。
すると、落ち込んでも早く立ち直れたり、ちょっとしたマイナスの出来事でもプラスに考えられたり、焦っている時に冷静になれたり、未来に対する不安を軽減できたりするのです。
となるとメンタルへルスは決してマイナスではなく、むしろ自分にとってプラスな事なんです。
楽しくないですか?いつも笑っていれて、どんな状況もしっかりプラスに捉えられたら。
そう、メンタルヘルスは楽しいんですよ!
メンタルへルスを考える時ぜひ、自分のココロが「どうやったら楽になるか」と捉えてください。
ココロは脳の思考回路です。
・メンタルヘルスの具体的方法が動画で全部わかる!メンタルヘルスカウンセラー養成講座は、こちら。
管理職の誰もが悩むのが、傾聴 (21/06/15)
管理職にとって、部下の話を聴くというのは業務の一環。ただ、この聴く=傾聴に多く悩みを抱えているのです。
普段の雑談なら聞けるのに、ただ、いざ相談事を聴くとなると難しくなる。
「一体部下の愚痴をどう解決していいのか分からない」のです。
その理由の一つに、「何か良い解決策を提示しなければならない」という考え方の先行です。
とうしたら良くなるんじゃないか。部下思いだからこそ芽生える大切な感情です。
ただそれを先行しすぎると、アドバイスを考えるようになります。
管理職本人は、「自分で考えてほしい」と望んでるのに、相談に来るとアドバイス。
この矛盾がまずあります。
自分で考えてほしいのであれば、考えるよう仕向けていく必要がある。
その1つが傾聴なのです。
傾聴の効果として、聴くことにより、自分で考え答えを導き出すというのがあります。
「どうしたらいいのか、一緒に考える」そして「答えを見つけてもらうために聴く」のです。
アドバイスは、最後の手段。
「考えさせる」ためには、根気強く傾聴する。
アドバイスをするのは早いですが、ただやらなくては意味がない。
逆にやってダメだったら、「言われたことをやったのですが、ダメでした」となった場合、またアドバイスを繰り返さなくてはなりません。
本人がしっくりする、納得して行動に移すためには、傾聴が遠いようで一番の近道となるのです。
・たった1日で聴くストレスから解消される、傾聴カウンセラー養成講座は、こちら。
マスクでの傾聴のポイント (21/06/14)
マスク生活が続く中、こちらが話す側で相手が話を聴く時、怖さを感じながら話したことはないでしょうか。
また傾聴をしている時、しっかり傾聴しているという風に思い込んでいても、実は相手は怖さを感じているかもしれません。
傾聴では笑顔が大切といわれますが、今そのポイントである口元が隠れています。
特に傾聴の中では受容的態度、しっかり相手を受け入れていますよという態度が大切にもかかわらずです。
そんな中、口以外でどこでこの受容メッセージを伝えていくか。
出ているところは目だけです。
「目は口ほどにものを言う」ともいわれるほど、どんな目つきで傾聴するかが大きなポイントになってきます。
ではどのような目つきが受け入れられやすいかというと、そこに隠された口の動きが関わってくるのです。
まずあなたが思う笑顔をマスクをして行ってみてください。多分、「笑顔感」が目元にはあまり表れないでしょう。
では、前歯が見えるくらいの笑顔を作ってみてください。
今度は、下の歯も見えるくらい笑ってみてください。
そのあたりが自分から見ても「笑顔感」が出ていませんか。
自分ではオーバーに見えても、相手から見るとそれくらいが丁度良いのです。
別にこちらは怒ってなくても、目が「真顔」だと怖いのです。
相手が安心するからこそ相手は話してくれます。
だからこそ、口元は大事。それはマスクをしていても目に表れるから。
いつもより前歯が見えるくらい口角をあげる。
それだけでマスクでの傾聴はうまくいくようになるのです。
・傾聴をとことん習得したい!たった1日で傾聴がマスターできる認定傾聴カウンセラーは、こちら。