「最近の若い社員」とのコミュニケーションNG (21/07/07)
研修に行きますと必ず悩んでいる若手社員とのコミュニケーションの取り方。
だいたい声に上がるのが、「冷静」「クール」「反応が薄い(ない)」「自分から話さない」「ノリが悪い」
そこで上司は距離を縮めようとあらゆることを試みます。
ギャグを入れてみる。食事に誘ってみる。もっと話せとアドバイスする。
実はこれ、どれもNGです。
昔はこれが通用していたのはなぜか。それが「関わり方」という認識だったから。ただ今はその「関わり方」が進化しているということ。
どう進化しているかというと、「よりシンプルに」。
これは電化製品でも同じ。複雑な操作をよりシンプルに効率よく効果的に日々進化しています。
モノと人は違うと思われるかもしれませんが、人としては違っても「働く担い手」となった時には結果的にシンプルで効率良いということが求められている。
(そして上司もそれを望んでいるにも関わらず)
要は、若手社員と交流が難しいという場合、「人として」と「仕事上」がごっちゃになっている可能性が高いのです。
若手社員は「仕事上」会社が求めていることをよりシンプルに行おうと努力しているのです。
どんなに寡黙でクールな若手も、実際は優しくて情に厚くおせっかいかもしれない。
まずは上司は、その「人」としての部分を分析する必要があるのではないでしょうか。
コミュニケーションが取れないから発見は難しいというかもしれませんが、コミュニケーションとは言葉だけではない。
目線、気遣い、表情から読み取ることもできます。
それが分かると「仕事ではクールだけど、本当は優しくおせっかいなところがあるんだよな」と思えるようになり、こちらからコミュニケーションで苦しむことも少なくなるかもしれません。
・相手がどんな人なのかが一瞬で判断することができる、職場環境改善研修は、こちら。