ストレス発散法で大切なポイント (21/07/15)
ストレス発散法は個人によって合う合わないがあります。逆に自分に合ったストレス発散法が見つからない、という声もよく聞きます。
そもそもストレス発散とはどういうことでしょう。
ストレスとは、ある出来事に対して私たちに生じる反応のことです。
さらにこの反応には、プラスの反応とマイナスの反応に分けることができます。
プラスの反応とは、上司に褒められた⇒うれしい気持ちになり、つぎがんばるという意欲が出てきた。という反応。
マイナスの反応とは、上司に怒られた⇒辛い気持ちになり、仕事に意欲が低下した、という反応。
ただ今は、このマイナスの意味での反応=ストレスという意味合いが大きくなっています。
もっと言えば、上司に怒られた⇒見返してやろうと俄然がモチベーションが上がった、となればプラスの反応となります。
話を戻せばストレス発散とは、マイナスの反応が出続けている状態の中、どれだけプラスの反応ができることを行うかということになります。
例えて言うなら、苦いお茶に甘いお菓子を食べる、脂っこい料理に口をさっぱりさせるためにシャーベットを食べる。
マイナスをうまい具合にプラスで中和させて、プラマイゼロに持っていくことです。
プラスの反応とは、自分にとって心地よい、楽しい、うれしい、スッキリ、満足、幸福感が見いだせること。
これは個人によって違います。
運動をしてスッキリする。運動の苦手な人ならストレスの何モノでもありません。
お酒を飲んで幸福感を得る。飲めない人には意味が分かりません。
大切なのは、ストレス発散方法を探すところから考えるのではなく、自分がどんな感情になりたいかをポイントに置き、
その感情になるためには、どの手段で今までその感情を味わえたかを考えること。
また、ストレスがないという人がいます。ストレスがない人はいません。反応ですから。
その人は無意識のうちにストレスのコントロールがうまい人かもしれませんね。
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