お腹が空くとイライラするのはなぜ? (21/08/06)
お昼、夕食前など、お腹が空いて集中力が途切れたり、イライラしたり。誰しもが経験があるのではないでしょうか。
昼前には商談をするなと言われているくらい、この時間はお腹が空くと人をイラつかせます。
ではなぜ、お腹が空くとこのような精神状態になるのでしょうか。
そこで大きく関与しているのが、意外かもしれませんが血糖値です。
実は血糖値が下がる時に、感情が大きく変化をするのです。
医学的に説明すると・・。
例えば食べた時は血糖値が上がります。ただ血糖の血糖のうち20~30%が脳で消費されます。
そのため血糖が下がると、脳に糖が足りなくなるので、感情や精神面に不調が出やすくなります。
低血糖状態になると、脳の血流が悪くなり、眠くなったり、理性を司る大脳皮質の働きに影響が出て、抑制力や判断力が鈍ったりします。
その一方で、「なんとか血糖を上げよう」と、興奮系のホルモンであるアドレナリンやノルアドレナリン、ドーパミンなどを分泌したりします。
その結果、怒りや敵意、焦燥感、落ち込みなどを引き起こすのです。
よくダイエットと言って過剰に糖質オフを行うと、脳に糖が不足するため、以上のような症状が出やすくなってきます。
さらに、糖質単体の食事、うどん、パスタ、○○丼などは、急激に血糖値が上がる分、急降下を起こしやすく、脳にお腹が空きやすくなり、さっき食べたのにお腹が空くということにつながっているのです。
食事前のイライラや倦怠感をなくすために気をつけたいことは、できるだけ糖の吸収を緩やかにしてあげること。
そのための食べる順番は、まず野菜、キノコ類。
先に食べておくと食物繊維が吸収を緩やかにしてくれます。
できれば糖質が多いものは、最後に食べることを心がけるとよいでしょう。
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