プレッシャーと緊張の違い (21/09/27)
「緊張する」とは、誰しもが経験したことがあることです。
仕事で発表する、初めての人と会うという、今までない状況ではもちろんのこと、電車に間に合うか、靴紐がほどけないか、朝起きれるか、そういう日常の中でも私たちは、大なり小なり緊張の連続です。
ではなぜ、人は緊張するのでしょうか。
それはその前に感情が働くからです。
失敗したらどうしよう、朝起きれなかったらどうしようという不安、焦り。
靴紐がほどけてこけたらどうしようという不安。
そう、未来に不安を抱いた時に緊張が走ります。これが、プレッシャーです。
プレッシャーとは、期待が寄せられている時に使われる言葉と思うかもしれませんが、
外から加わる精神的圧力のことで、物事をうまくいかせようとする時、どんな時でもプレッシャーがかかっているのです。
さらに言えば、プレッシャーは心の反応で、緊張は身体的反応。
ただし、順番があります。
プレッシャーを感じて緊張するとは言いますが、緊張してプレッシャーを感じるとは言いません。
要は、最初に変化するのは、心です。
逆に言うと、心が変化をしなければ、緊張は起こりません。
心が変化をしないというのは、マイナス的に変化をしないということです。
成果を求められたとき、「失敗したらどうしよう」「言われた通りできるか」「みんなが納得いってくれるか」という不安に転じた場合、緊張が走ります。
ただそれが良い「緊張感」となった場合、慎重さが生まれたり、反復行動が生まれたりする反応になります。
逆に悪い「緊張感」となった場合、言葉が出てこない、頭が真っ白になるという反応になります。
物事をうまくいかせようと思った場合は、緊張に至るまでの、感情のコントロールがとても重要になります。
起こった状況の中で、どう考えるか。
緊張あなたにとって良い反応へと向かわせるには、感情と考え方が大きなカギを握るのです。
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