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聴くことが疲れる理由 (21/10/07)
相談をされたら、しっかりと聞いてあげたいというのは、誰しもが思うこと。
ただ結果的にこちら側が疲れて終わることがあるかもしれません。
「納得いく顔に相手がなっていない」のは、真剣に相談に乗ってきた自分にもどかしさだけが残ります。
そこで大切なのが、相談にのるあなたが疲れないこと、もどかしさを残さないことです。
そのための最大のポイントは、
「答えを出そうとしなくて良い」ということ。
ここで「相手は答えをほしいから相談にきているのでは」と思うかもしれません。
それも大きな間違いです。
表面上は相手は答えを求めています。ただ真意には「もう相手は答えを持っている」のです。
ただ「自分の中の答え」が見つけれられないから、見つけてほしい。
見つけてはいても、それが良いのか分からない。
それが「相談」です。
そのため、こちらが必死になってあらゆるアドバイスを行うのは、無意味と言ってよいかもしれません。
大切なのは、答えを見つけてあげること。
あなたが見つけた答えは、あなたが良いと思うなら絶対に良いと、確信してあげること。
「同僚の○○さんと仲良くなるためにはどうしたらいい?」
その相談には、もうすでに相手は答えを持っています。
ただそのやり方で不安だから相談にきています。
そこで様々なアドバイスはいりません。
そのやり方に何が不安なのか、聴き出すこと。
本当にどうしたら良いのか分からない方、方法がいっぱいありすぎて選べないだけです。
それを聞いてあげて、整理して相手に最もよい方法を決めてもらうこと。
相談は、聴くだけで、解決します。
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