2021年11月アーカイブ
傾聴が難しい最大の理由は、我。 (21/11/04)
普段誰しもが行っている聞くこと。人の話、聞いてますよね。駅員さんのアナウンスだったり、コンビニ定員さんの「温めますか?」も、「袋いりますか?」もそれを聞いて答えていると思います。
また同僚の話や上司の言うことも聞いてますよね。その「状況」が一変して、「相談」に変わった時にとても混乱を起こします。
何故かというと、「聞く」を「聴く」に切り替えなくてはいけないからです。
相談という状況では、聴くという聴き方をする必要があります。
主には、「相手の今の悩みが何かを聴き出す」こと。
にも関わらずこれが難しい。
その大きな理由は、「我」です。
何か良いアドバイスをしよう。
自分の意見と違うので、正しい考えを教えよう。
とりあえず聴いてあげよう(そして自分の考えを伝えよう)。
本来の聴く目的が大きくずれてくるのです。
すると傾聴が難しくなります。
様々傾聴を技術をトレーニングする講座はありますが、まずこの「我」に気づかせないと傾聴は難しいものとなります。
そして傾聴とは我を押し殺すこととも違います。タイミングも知る必要があるということです。
まずは「我」に気づくこと。
それが傾聴では最も大切で、最初にトレーニングするポイントです。
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コロナ自粛後のメンタルへルス (21/11/01)
コロナ自粛が一先ず終わり、緊急事態宣言前のスタイルへと徐々に戻していく企業は多いかと思います。
ただここで大切なのが、「メンタルへルス」なのです。
大きな理由は、「状況の変化」=「ストレス」だからです。
元に戻るといっても、状況が変わるということは、コロナでテレワークに移行した時と同じ状態。
テレワークの人が通常勤務に戻るためには、身体がなれるだけでなく、心も慣れていく必要があります。
さらに言えば、コロナの不安がプラスされた分、より慎重に社員の心に気を付けていく必要があります。
心が乱れると、眠気、疲れが取れない、頭が働かない、考えられないなど思考や体に変化が出てきて、
それを放っておくと、書類のミスや遅刻、欠勤、アルコールの量が増えるなど行動へも変化がみられるようになります。
まず、社員の身体の変化を見逃さないでください。そして、その変化を「メンタルへルス不調」としてみること。
メンタルへルス不調とは、決して病気ではありません。
体調不良と同じく「心の不調」なのです。
体調不良の方に「もっと集中して働け」って言いますか?
「少し休んだ方が良い」って言いますよね。
メンタルへルス不調の方も同じ扱いです。
まずは休ませることが大切。仕事が忙しいからは理由になりません。
それが、社員を守るということではないでしょうか。
・今だからこそ、社員へのメンタルへルス研修は、こちら。