メンタルヘルス・オンライン研修
オンライン活用研修で大切なポイント (21/04/20)
コロナ禍の中、集合型の研修からオンライン研修へシフトしてきています。その中、集合型にはないオンラインの弱みも見えてきました。
以下チェックポイント。
・顔が見えるかどうか
これは、使用しているPC機能にカメラが搭載しているかどうかという機能的な問題だけではなく、顔出しNGにしている場合。
集合研修ではOKは当たり前の顔が、なぜパソコンだとNGなのか。実は集合型研修より、オンラインの方が「距離が近い」です。
ドアップ同士が見合うわけですから。リアルだったらそんなことありませんよね。
そこに抵抗があったり、周りの風景が見られたくなかったり。またオンラインの場合、画面をオフにしていれば何をしていても構わないのです。形態を見ていようが、他に作業をしながら見ていたり。
・参画意識
オンラインの場合、テレビを見ているような感覚になるので、自分は傍観者という意識も芽生えてきます。
そのため、途中退室があったり、誰かが話しかけてきたりもする。集合型はそんなこと間違ってもできません。
その場にいるということだけで、参画意識が生まれ、集中力が出てくるからです。
大切なのは、研修主催者は事前にそのあたりを説明し、参画意識をしっかり持たせること。
・距離感が近い研修にできるかどうか。
一方的な講義だとやはり画像を見ていると眠たくなったりします。そのため、投げかけやワークは参画意識を高めるためと、空気をできるだけ集合型に近くするため講師に求められるところです。
今資料が共有できるので、パワーポイント等でずっと見ている講座もあります。
すると参加者のそれぞれの顔が小さくなって、これも参画意識を損ないます。
どれだけリアルに近づけていくか、という観点をしっかり持った研修設定がオンライン研修の成功のカギともいえるでしょう。
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テレワークのメンタルヘルスで重要な話を聴く時間 (21/02/08)
コロナ禍の自粛やテレワークで社員のメンタルヘルスが心配という声を聞きます。
ただ心配だ、というだけでオンライン会議などで顔が見れた時に様子を伺うようにしているくらい。
結果的には具体策を見いだせていないことも少なくありません。
実はオンライン会議の中で様子をどのように伺っているかが、ポイント。
その時に重要になるのは、声のかけ方です。
よく言いやすいパターンとして、「元気にやってるか。」「心配ないか。」「大丈夫か。」です。
これはメンタルヘルス時には「NO」なのです。
今まで本当に何でも話していた上司や信頼心の厚い上司なら本当の気持ちをいえますが、大概は
「はい、元気でやってます。」「心配ありません。」「大丈夫です。」と答えるでしょう。
質問自体がはい、かいいえ、でしか答えられないので、元気に見せなければならない上司の前ではみんなそう答えるでしょう。
そしてそれを上司がうのみにすることも良くありません。
本当に部下の現状や心情を知りたいのであれば、会議ではなく、あえてオンラインで話をする時間をつくりましょう。
さらに言えば、この時間を相手も望むよう、誘導する必要があります。
そのためのアプローチを込めた声がけを意識することです。
「以前と比べて何か変化があるかな。ちょっとでも心配事があったら私は、必ず折り返しをするから、時間を気にしないでいつでも連絡してね。」
「気になることがあったら迷うことなく連絡してきていいですよ。ただ私は18時からは家族がいるので、その前であれば時間をとるよ。」
などです。
具体的声がけのポイントは、「さりげなく、悟られず、何回も」伝えるということ。
リアルで会っていたころ、休憩時間やお昼ご飯やたまの飲み会などで、プライベートの話や、実は仕事で行き詰っていて、、という話はなかったでしょうか。
でもそれは、「仕事を離れた仕事」で、仕事関係はあるものの信頼関係での話の場、だったと思います。
今はそれがないことに気づいてください。
だからこそ、仕事上のオンライン会話ではなく、仕事を離れた仕事上のオンライン会話をする時間をあえて作っていく必要があるのです。
・テレワーク下でのメンタルヘルス対策研修については、こちら。
「がんばれ」という言葉のメンタルヘルス的取説 (21/02/06)
「がんばれ」って言ってはダメなんですよね、という質問を何度か聞かれたことがあります。
がんばれは、応援の言葉であるにも関わらず、なぜ禁句扱いされているのでしょうか。
まずがんばれは効果・使い方・用途と注意点があること。
<効果>
・懸命に前を向いて努力している時、後押しして達成へと促すことができる。
・目標達成中にくじけそうになった時、再び気持ちを奮起させることができる。
<使い方(用途)>
・何かに取り組んでいる時
・取り組む途中に挫折しそうになったり、あきらめそうになる手前の段階の時
というのが、頑張れの効果と使い方です。大切なのは用途と注意点です。
<用途>
・努力している人/前向きに取り組もうとしている人/達成途中にくじけそうな人
<注意点>
1.行動をあきらめた人、自責を感じている人、頑張り方と方向性を見いだせてない人には絶対に使用しないでください。アレルギーを引き起こす危険があります。
2.本人の意思確認の後、効果が期待される時、最後に伝えること。
1に関して使用すると逆効果になります。行動をあきらめた人と自責を感じている人の状態は、車に例えるとエネルギー源であるガソリンが心に入っていない状態。いくら頑張りたくてもガソリンが入ってないので走れないのです。
その上でもっと頑張れと言われてもガス欠状態では、走れません。
頑張り方と方向性を見いだせてない人は、ガソリンは満タンなのです。ただ何を操作すれば、どの方向に向かえば良いのかが分からない。
ただこの人たちは走れるので、大切なのは手順と方向を具体的に教えること。
まずブレーキを踏んで、エンジンかけてサイドブレーキおろして、アクセルを踏む。そしてまっすぐ進んでごらん、と。
走り出したら走りますので、走るのが楽しくなるくらいまでサポートすること。
2に関して、頑張れを使うタイミングです。あくまで頑張れは、相手の背中を押す言葉であることをお忘れなく。
「どうしたの、元気ないね、がんばれ。」という連動的な言葉では全く効果がきたいできません。
正しくは「どうしたの、元気ないね、そのあたり話を聞くよ。・・・・・・・そういうことか。であれば~~~~~~~~というやり方もあなたにはありかもね。少しは元気出てきたって?そうか、うん、君なら可能だよ。がんばれ!」
です。
またもし一緒に取り組んでいることであれば、がんばれより、がんばろうの方が効果的です。
言葉にも取説があります。
その使い方さへ間違えなければ、成長へと導く最高の言葉になるでしょう。
追伸:万が一アレルギー反応が出た場合は、医師または産業医へ相談しましょう。
・繊細な言葉使いや傾聴の仕方をマスターし、資格が取れるメンタルヘルスカウンセラー通信講座は、こちら。
オンラインとリアルの使い分けの仕方 (21/02/02)
コロナがきっかけで急速に普及したオンライン。会社での会議やリモートワークでももはや必須条件になっています。
オンラインとは、通信回線に接続されている状態のこと。要は「通信回線さえあればだれとでもどこでも繋がる」ということです。
携帯電話は誰でも今持っている時代に沿ったのもので、自粛の中、家から動けない家族に会いに行けないという時に、最も適した会い方なのです。
相手の状況や安否を確認できるし、声だけでなく画像がある分、電話よりのリアル。
「相手の存在を感じる」という安心感がそこにはあるのではないでしょうか。
ただ、これに慣れすぎるとどういうことになるのか。
「感じるだけで、味わえない」ということ。
おいしそう、楽しそう、幸せそうは伝わってきます。ただ「おいしい、楽しい、幸せ」は味わえません。
後者は現地に行って初めて体感できるもの。画像で会えるから、もう会わなくていい、になってしまっては、どんどんリアルの大切さが薄れてきます。
バーチャルのメリットとリアルのメリット。
これを使い分けないと、バーチャルとリアルがどっち何だかもわからなくなってくる。
大切なのは、「感じるだけでいいのか、味わわなければわからない」のか。
どちらを優先するかで、使い分けがみえてくることでしょう。
・できるだけ臨場感あるメンタルヘルスオンライン講座をご検討の方は、こちら。
テレワーク下でのメンタルヘルス対策を研修に取り込みました。 (21/02/01)
【テレワーク下でのメンタルヘルス対策を研修に取り込みました。】
日本メンタルヘルスケアサポート協会では、メンタルヘルスに関しまして様々な研修を行っていますが、コロナ禍の中、増えてきたテレワークでのメンタルヘルスケアを各種研修テーマの中に取り入れてお伝えいたします。
・メンタルヘルスケア研修・・・テレワークでの部下のメンタルヘルス不調発見ポイントや具体的なかかわり方
・ストレスケア研修・・・自宅でできるストレスケア法の充実
・コミュニケーションストレスケア研修・・・特にオンラインで起こりやすいストレス会話の対処法
・傾聴トレーニング研修・・・オンライン上での話の聴き方のポイント
・職場環境改善研修・・・テレワーク中のコミュニケーションの取り方について
テレワークが長引く、またテレワークへの切り替えが進む中、自身のメンタルヘルス。また部下のメンタルヘルス対策は、自身のモチベーションを保つためにも、職場の生産性維持にも大切な要素です。
実践の前に、今の現状を踏まえた知識習得が必要ではないでしょうか。
メンタルヘルスの知りたいことが、ポイントで学べる、メンタルヘルス各種研修は、こちら。
テレワークでのメンタルヘルス不調予防の仕方 (21/01/29)
【テレワークでのメンタルヘルス不調予防の仕方】
コロナ禍の自粛のため、テレワークを推奨し、テレワークへ移行した企業が多いことと思います。
そのせいか、社員のメンタルヘルスを気にする声が増えてきているのも現状です。
なれないテレワーク仕事で現にメンタルヘルス不調を訴える人は後を絶ちません。また性格や行動面で変化したりと、心だけでなく、今までの自分ではなくなったと感じる人もいます。
「あんなに人の意見に聞く姿勢を持っていたのに、怒りっぽくなった」
「顔が別人みたいに暗くなった」
「泣きやすくなった」
「音に敏感になった」
あれ?考えてみたら私ってこんな性格だったっけ?こんなに落ち込みやすかったっけ?
と思ったら、ストレスサインです。
そのあなたがあなたらしさではなく、テレワークによりあなたらしさが消えていったのかもしれません。
その時まず試してほしいのは、睡眠時間のコントロール。
メンタルヘルス不調の多くは睡眠障害が出てきます。障害と言っても大げさなものではなく、夜遅くまで仕事が家でできるので、就寝時間が遅くなったり、テレビを見る時間が長くなったりで、就寝起床時間が不安定になってきます。
まず「何時に寝て何時に起きる」を決めること。
そして何時から仕事をするよりも「何時まで仕事をする」という方を決めること。
大切なのは生活リズムを整える。
テレワークは、決して自分の自由な時に仕事をするのではなく、家で今まで通り働くということを忘れないでほしいです。
・テレワーク下でのメンタルヘルス・オンライン研修のご要望は、こちらから。
コロナ対策のため、メンタルヘルス研修をビデオ収録いたしました。 (21/01/26)
【コロナ対策のため、メンタルヘルス研修をビデオ収録いたしました。】
先日防衛省様にて、メンタルヘルス研修のビデオ収録をいたしました。
コロナ禍で緊急事態宣言が発令中、ただ研修のプログラムは決まっていて、何とか研修を受けさせたい。
7年間で初めてのビデオ撮影でした。
担当は代表理事の奥江が講師を務め、2時間研修の収録。
日本メンタルヘルスケアサポート協会では、リアルが難しい、ただテレワーク等でみんなが同じタイミングでオンライン研修も受けることができないという企業様には、ビデオでのメンタルヘルス研修のため、ビデオ収録もいたしております。
特に昨今、メンタルヘルスはコロナうつ、自殺増加などで叫ばれており、未然防止であるメンタルヘルス知識は企業にとって社員のモチベーション維持に不可欠である要素です。
コロナを乗り切るためにもメンタルコントロールは企業で働く社員にとってもっとも必要な知識かもしれません。
・メンタルヘルス研修のオンライン研修・ビデオ収録については、こちら。