怒りのコントロールでストレスケア (21/03/22)
よく怒ってはいけないとか、怒らないようにしようとか言われます。
ただ押さえてほしいポイントとして、人は基本怒りを感じなければ生きていけない動物だから、怒りがあり、決して怒ってはいけないわけではないのです。
本能感情だから。
ただ自分にとってまた相手にとってそれを傷つける怒りは、コントロールする必要があります。
一日、大小問わず怒りを感じる回数を数えてみてください。驚くほど怒りを感じていることでしょう。
朝、目覚まし時計が鳴った、イラッ。
歯磨き粉が出てこない、イラッ。
パンが焦げた、イラッ。
靴紐がうまく結べなかった、イラッ。
横断歩道で渡れなかった、イラッ。
コンビニで目当てのパンがなかった、イラッ。
数えれば数えるほどうんざりしてくることでしょう。
それくらい私たちは、闘争心を燃やしやすいのです。
ここで注目してほしいのは、継続時間。大概は6秒あれば消える怒りです。
もしその時間で消えない怒りは、そこにあなたの感情と考え方が入って増幅されているだけ。
怒りに理由付けをすると怒りの継続時間が長引き、それが膨らんでいくのです。
あいさつしたけど返ってこなかった、イラッ。
寂しい(感情)。傷つけられた。
普通は挨拶したら返すでしょう(考え方)、イライラ。
なんで挨拶もろくにできないんだ。社会常識だろ!。イライラの増幅。
「おい、挨拶したら普通は返すでしょう!」(行動)
怒りに種類はありません。怒りという感情、1つです。ただ考え方により継続時間が長ければ長い程、怒りは溜まり続け、爆発度合いが変わってくるのです。
大切なのは怒りを感じた時、6秒内で消化できるかどうか。
歯磨き粉の6秒は引きずらないのに、挨拶が返ってこないは継続する。
その違いは、早く考え方を変えれるかどうかだけなのです。
怒りを感じた時、まず怒りを客観的に見てください。
ほぼ全てにあなたの考え方が寄り添っていることでしょう。
次に、どうしても相手に言いたいのであれば、その見つけた考えを相手に冷静に伝える。
「今私は怒っているのは、挨拶が返ってこなくてすごく悲しい気持ちになったの。挨拶したら返ってくるものだとおもったから。」
さて、これを聞いて相手はその言葉に傷つくでしょうか。多分、理解してくれると思います。
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呼吸法で最も大切なのは、吐く方に全集中~ストレスケア (21/03/18)
息を吸う、吐く。動物が生きていく上で、当たり前の動作であり、止めてしまえば命がなくなる呼吸。
ただこの動作は、体中様々なところで起こっている。例えば血液の流れとか、細胞分裂とか。
でもなぜ呼吸だけは意思で動かすことができるのでしょう。
実は呼吸は自分の意思で動かせる神経(運動神経)と無意識で働く神経(自律神経)の2つで支配されています。
普段の呼吸は、主に自律神経が呼吸をコントロールしています。これは生きていくための神経。
では運動神経はというと、動かしたい時に働く神経のこと。
緊張する、焦っている時はどのような呼吸になっているかというと、吸うと吐くのバランスが乱れています。
交感神経が活発になり、呼吸が早くなり、吸う方が多くなる。また日中意識しないと吸う方がメインになっています。
逆に深い睡眠時は吐く方が優位になります。ようは副交感神経が優位に立つということ。
そのため、リラックスを促す呼吸法でなぜ吐く方の時間が長いかというと、副交感神経を優位に立たせ、自律神経のバランスを整えるためです。
息を吸うのは、生きていく上で大切な作業。
ただ呼吸法を行う中では吐く方に全集中してください。
その吐き方ですが、イメージとして「副交感神経(リラックス神経)が働いている~」ということをイメージする。
まず1分30秒集中。
イライラした時、悶々とした時、不安を感じた時、ぜひやってみてください。
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自粛明け、メンタルへルスに注意 (21/03/17)
コロナにより自粛期間が続き、テレワークへ移行した方も多いかもしれません。
ただもしコロナでの自粛が明けて出社となる場合、気を付けて頂きたいポイントがあります。それを見逃すとメンタルへルス不調をきたすかもしれません。
メンタルへルス不調とは、心の健康不良。決して病気ではありません。では心の健康不良とはどういう状態かというと、
「気持ちが一向に乗らない」
「やる気が出てこない」
「不安が消えない」
「会社に行きたくない感がずっとある」
上記に代表されるような、要は「気持ちがノッていない」状態です。
これを放っておくと、不調サインとして寝れない、食べ物がおいしく感じられない、胃が痛い、片頭痛、目が重いという体に症状が出てくるようになります。
心と体のサインを放っておくと、仕事に取り組めない、面倒くさくなる、ミスをする、頭が働かないので業務が遅れるという行動のサインが出てきます。
心、体だけでなく、行動にまで影響が出てくるのです。
大切なのは、ちゃんとメンタルへルス不調サインとして受け取ること。
そして最も大切なのは、気づく→ストレスケアという流れを迅速に行うことです。
「ストレス溜まってるようだけど、仕事忙しいし、今はそんなこと言ってられない」と先延ばしにすると、不調は加速していくのです。
自粛明け、「何だか気持ちが乗らない」状態が2週間続くようであれば、まず気持ちよく仕事を行うためにストレスケアを行うこと。
それが自粛前に働いていたようなモチベーション維持につながるのです。
・メンタルへルス知識を深めよう。メンタルヘルスカウンセラー通信講座は、こちら。
傾聴はカウンセラーの命 (21/03/16)
傾聴とは、意識して耳を傾ける「技術」。
このスキルは、「カウンセラー」という名がつく資格には最も重要で、このスキルがないとカウンセラーとは言えないくらいカウンセラーにとって命となるスキルです。
傾聴スキルを身に着けるには、とことんトレーニングが必要になってきます。
意外と「聴けない」のです。
特にカウンセラーがトレーニングをしていて難しさを感じるのは、自身の思考や価値観との格闘。
「こうした方が良い」「こう考えるべき」「みんなこのように行動した方がうまくいく」
自身の経験が邪魔をして、相手の話に寄り添えない。
傾聴トレーニングとは、言い換えれば自分との格闘、相手軸トレーニングとも言えます。
ただ傾聴スキルを身に着けてしまえば、ものすごく自分が楽になります。相手に寄り添うだけで良い。
相手の心が癒される、カタルシス効果が起きストレスの呪縛から解放される。
そんな相手の目的を達成するために。
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傾聴とは、スキル。だから難しい! (21/03/15)
話を聞くって難しい。そう感じた人は聞くと聴くを混同しているかもしれません。聴く、はスキルの方です。
普段より、人の話す話を聞いていると思います。その時は、聞くで合っているのです。
こう鈍してほしくないポイントは、「聴く」時に「聞いている」こと。
「聴く」にはゴールがあります。相手の気持ちを和らげる、癒す、真意を導き出す。
ただ「聞く」は、自然に聞こえてくる音として相手の話を扱うので、上の様なゴールは存在しません。
もっと言えば、自分の意見や言いたいことを話すために聞くことさえあります。
相手に相談しても話を聞いてもらってないと言われたことがある場合、聞くになっている場合がほとんどです。
「聴く」の場合であれば、必ず「楽になった」「もっと話したい」「話していて楽しい、癒される」と言われます。
それは聴くスキルは、常に相手軸のスタンスだから。
この、常に相手軸になるスタンスが聴くを難しくしている最大の要素なのです。
これは、相手を立てるとか、敬うとか、上手を言うのではありません。
「相手のことを受容し、共感する」ということ。
これも、自分の意見を押し殺すことではありません。
何故聴くは、難しいかというと、もっと具体的に言えば、「自分の意見や考えを横に置いて、相手の話を受け止めて共感するスキル」が難しくさせているともいえるでしょう。
・受容、共感など傾聴スキルが学べる傾聴トレーニング研修は、こちら。
「物は考えよう」でストレスケア (21/03/11)
良く使われる言葉ですね。物は考えよう。これ、ストレスケアには即効力のあることなのです。
物は考えようとは、意味や解説、類語。物事は考え方しだいで、よくも悪くも受け取ることができる 、という意味。
実はこれ次第でストレスは消えます。
例えば、
満員電車が苦手とします。
満員電車とは、窮屈。密着度が高い。人混み。他人と触れる。これは状況です。要は「物」にあたる部分です。
そこに嫌だ、苦しい、閉塞感、息ができない、気持ち悪い。これが「考えよう」の部分です。
だから「物」は「苦手」になるということ。
大切なのは、物は変えられない部分で、考えようは変えられる部分。ここをしっかり分離していくこと。
満員電車=苦手ではないのです。
ここで、変えられる「苦手」となる考え方に注目します。
その考えをどう変えれば、あなたにとって少しは楽な電車になりますか。
普段見ず知らずの人とここまで接近できることはない!我慢比べだ!私の方が周りより良いスペースを陣取っている!
観察でもいい。みんな下を向いて携帯を見ている。差別化を図るために上を向いてみよう!とか。
何かテーマを決めて乗り込むのも1つの手。よ~し!踏ん張るぞ~!という心構えで挑む。
現実的にその考えは無理と思った場合、これが「物は考えよう」トレーニングのチャンスです。
やってみると意外と楽しい、楽です。
クルっと考えの視点を変えるだけ。最短でストレスケアの成果を得られる方法なのです。
・即効性のある様々なストレスケア法が知れる、ストレスケア研修は、こちら。
新入社員のメンタルへルス研修の意義 (21/03/09)
様々な研修がオンラインにシフトする中、特に新入社員へのメンタルへルス研修はかなり有効です。
去年も同じことが起る今年の新入社員。テレワークを強いられ、特にコミュニケーションを交わす機会がかなり少ない。
会社に出社すれば既存精神が養われるけど、テレワークとなるとそれがなくなり、やる気や意欲といったモチベーションの維持がかなり難しくなります。
テレワーク下でもどうモチベーションを維持させるか。
そうでないとビジネスマナーなど、どれだけスキル研修を学ばせても辞めてしまわれては元も子もありません。
目下課題は精神状態の維持、ここに集まるのではないでしょうか。
そのためにはメンタルへルス、メンタル面の維持や自身の管理能力が求められます。
ただその方法が分からないから、落ち込みから、やる気が出なくなる。
既存精神どころか、自分は会社の道具の一部という認識になってくる。
一致団結ということではなく、個々別々の作業をこなしているだけ、など。
まず新入社員に必要なことは、「やめないこと」。
ここを前提と置いて研修を組むと、メンタルヘルス研修はまず初めに受けさせる研修ではないでしょううか。
・メンタルへルス研修講師派遣については、こちら。