やる気が出ない時のやる気の出し方 (21/05/24)
【やる気が出ない時のやる気の出し方】
やる気が出ない。何だかわからないけどやる気が起こらない。
そんな経験、絶対にあるはず。
そして、気持ちの切り替えにと運動してみたり、気分転換に買い物など散々試してはみても、また現実に戻ると全くやる気が出ない。
今度は、やる気が出ないことがストレスとなる。そして、一日が終わり、仕事が溜まるという負のループを経験された方もいるかもしれません。
では、やる気が出ない時にどうしたらやる気が出るのでしょうか。
大概上記の流れに陥る場合、「気持ち」を行動の原動力としていること。
例えば、今やる気が出たのでがんばる、楽しそうだから行ってみる、など。
そうした場合、感情に大きく行動が左右されるので、感情が行動へと向かわせないと動けないのです。
これを逆にしてみること。
例えば「やる気ないけど、動いてみたらやる気が出てきた」とか「乗り気がないけど行ってみたら楽しかった」という場合。
この場合は、行動が感情を引っ張っています。
運動だって、めんどくさいけどとりあえずジムに行って身体動かしたらスッキリした、のと同じです。
これ、心理学でいう「行動療法」と呼ばれるものです。
大切なのは、この行動に感情を絶対に乗せない、扱わないこと。
どんな感情か、ではなくまず動く、やってみるから始めることです。
掃除しなくちゃいけないけど、するのめんどくさいなぁ。
めんどくさいを扱わず、まず掃除機を持ってみるという行動を起こす。
結果として、スッキリや達成感が付いてくるのです。
まず、行動。
ぜひやる気が出ない時に試してみてください。
感情を扱わない行動を!
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メンタルへルス不調と心の病の境目は? (21/05/21)
メンタルへルス不調と心の病。どちらの言葉もメンタルへルスを掲げるときにはよく耳にする言葉であり、多くの方が混同された使い方をされています。
「メンタルへルス不調と医者から診断され、休職・・・」
「ストレスにより心の病になった時、どう病気を自分で治していくのか」
上記の使い方は、日本メンタルヘルスケアサポート協会からいうと、かなり混同されている状態です。
ではどう違うのか。
まず、メンタルへルス、心という言葉をとって考えてください。
すると「不調」と「病気」が残ります。
不調とは、調子が悪いこと。思わしくないこと。
病気とは、障害を起こし苦痛や不快感を伴い、健康な日常生活を営めない状態のこと。
これを考えると不調と病気は、軽度と重度となります。
「胃の不調を感じ、病院へ行ったら胃潰瘍だった」
まさにこの状態です。
または「胃の不調を感じ、病院へ行ったら胃もたれだった。」
これは不調だった、ということで、病気ではありません。
メンタルへルス、心がついても同じです。
「気持ちの憂鬱感が取れないので、病院へ行ったらうつ病だった」
不調が悪化して病気になりました。
「気持ちの憂鬱感が取れないので、病院へ行ったらまず一週間休みましょうと言われた」
これは不調であったということで、病気ではありません。
お気づきの通り、病気には必ず病名が付き、診断がなされます。
なので、メンタルへルス不調と心の病の境目は、その方が病院へ行ってどう診断されたかによって境目となるのです。
胃が痛いは、まだ病気ではないけど、胃潰瘍と診断されたら病気です。
まず境目をはっきりさせたい場合は、病院へ行ったかの有無を確認すること。
また病気かもと心配するのであれば、病院へ行ってみてもらうことをお勧めします。
ただ、独特の言い回しがあることは知っておいてください。
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「傾聴」がストレスになる前に (21/05/20)
聴く。これがストレスとなっている方は、実は多いようです。
部下から相談されても、どう話を聴けばいいのか分からない。
子供の話をしっかり聴いてあげたいのに、うまく聴けない。
原因として、まず自分の意見や考えが邪魔をしている。
要は、「何とか答えをださないといけない」という考えに囚われている傾向が強くでてると、かなり傾聴は難しく、聴くがストレスになるのです。
まず覚えておいてほしいのは、傾聴のスキルには、アドバイスや答えを提示するという内容は含まれていないということです。
傾聴が難しくなる1つのポイントとして、焦点を聴くにあてること。
多くの例で、「アドバイスや良い方法を見つけるために聴く」という観点があります。
実は傾聴はそうではありません。
「聴くことで、望む方向性が見えてくる」という観点です。
あくまで傾聴は、今悩んでいることを整理するスキル。
相談をされる方の頭の中は、どこに何を閉まったのか、見当がつかない物置だと思ってください。
様々な出来事が絡み合って、ぐちゃぐちゃになっています。
傾聴はスキルを使って、それを整理整頓していく作業。
そして、その中に実は欲しかったものが入っている可能性が高いのです。
良い方法は、実は自分が持っていた。
それに気づかせてあげるために、考えを整理する道具が、傾聴であるということ。
だからこそ、ひたすら聴き続けるということが大切なのです。
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オンラインでどう感情を伝わらせるか (21/05/19)
テレワークでのオンライン。だいぶ使い慣れた環境にいるかもしれません。営業でもオンライン化が進んでます。
ただ、リアルより情熱や熱意、真摯さが伝わりにくいと、そこにもどかしさを感じるかもしれません。
ではどのように思いという感情をオンラインで伝えていくか。そのヒントは、ドラマです。
ドラマはテレビ。要は、録画されたオンラインと同じです。
ただドラマを見て涙したり、主人公と同じような気持ちになるのはなぜか。
リアルと大きく差があるのは、距離感。
リアルであるかのような臨場感。この距離感をどう縮めていくのかということが、オンラインの大きな壁となります。
では、ドラマではどうやって臨場感を作っているか。
それはリアクションです。
テレビで引き込まれるような動きをぜひリアルでやってみてください。
かなりオーバーリアクションな動きになると思います。
それもあなたがビックリするようなところまで行わないと、同じ動きはできません。
これがポイントです。
リアルではビックリする動きを意識して行うのです。
笑顔を倍に。抑揚を倍に。手の動きを倍に。倍にするとゆっくりになります。すると伝わりやすくなる。
「3つお願いがあります」
この言葉をいうだけでは、全くお願いに緊張感が伝わりません。
そこに手を出して3つのポーズ、さらにお願いという時に顔の前で手を合わせる。
もちろんやっている本人は非常に違和感を覚えるでしょう。
ただ画面を見ている相手は、テレビを見ている感覚なので、そこで臨場感が伝わり、ぐっと距離感は縮まります。
大切なことをいう時程、オーバーリアクションで。
ぜひ試してみてください。
相手の反応が180℃変わります。
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悩みを聴いている時ってどんな表情がベスト?親身な顔が一番NGな理由 (21/05/14)
【悩みを聴いている時ってどんな表情がベスト?親身な顔が一番NGな理由】
相手から相談を持ち掛けられた時、しっかりと受け止めてますよという態度をとるために、親身になって聴く。
これは最も大切なことです。
ただ「親身な顔」で聴くこととは、全く違います。
親身になっている時の顔は、ほぼ「真顔」。真顔とは、素の顔であり、目は真剣、表情が硬い、動かない。
はたから見ると、実は「怖い顔」なんです。重力通りの顔は、口角が下がっていて目が鋭いから。
人によっては眉間にしわがよっている人もいます。
逆に話を聴いてもらっている時、そのような表情だったら威圧感を感じませんか。何か反論されるかもと思うかもしれません。
では、どのような表情がしゃべりやすくなるでしょう。
普段を思い出してみてください。
どんな表情の人だったらしゃべりやすいかもと思いますか?
目元が緩んでいて、何だか受け入れてもらえそうな表情の人って親近感がわかないでしょうか。
大切なのは、相手から見て受容してくれそうな表情をとること。
そこには、口角が上がり、目には自然の微笑みがあり、イメージでは菩薩様のような笑顔なのです。
自分では「それってバカにしているように見えるんじゃないか」って思うかもしれません。
逆です。
人は受け入れてもらえそうな人に相談に行くわけで、真顔な人は怖くて緊張するのです。
悩みを相談された時は、親身になっているからこそ笑顔で聴く。
それが相手にとって落ち着き、話しやすい表情です。
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聴くスキルを使うことにより変わる、相手との距離感 (21/05/11)
聴くスキルとは、傾聴法。ただ単に聞くから、意識して聴く聴き方に換えるだけで相手との距離感は大きく変わります。
聴くスキルの大きな特徴は、「聴いている、受け止めている」というメッセージが伝わる聴き方であるということ。
それを聴く技法を用いて伝えていくのです。
ではどのようにしてメッセージを届けるのか。
ポイントは4つ。
①うなすき・・・ゆっくりと大きく。
②相づち・・・・ええ、そうなんですね、なるほど、とバリエーションをもって。
③視線・・・・・相手を見続けること。
④笑顔・・・・・常に笑顔で。
上記、ちょっと意識するだけで、相手の反応が大きく変わってくるでしょう。
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テレワークで気を付けたいメンタルへルス (21/05/06)
テレワークをしていると、どうしてもパソコンの画面をずっと見ていたり、人と会話がなかったり、顔さえも合わせなかったりする時間が増えます。
その状態が、続くとメンタル面でどんどん憂鬱になってくることさえある。
孤独感を感じたり、不安を感じることがある。
するとそれに囚われるようになり、さらにテンションが上がらなくなり、結果的に仕事の効率までにも影響してきます。
そこで、気もちの切り替えが大切!と思っていても、なかなか切り替えられない時、ありませんか。
そうなのです。気持ちの切り替えって、とても難しいことに気づくと思います。
ただ、この時が気持ちを上げる「チャンス」だと思ってください。
気づきは、発見であり、後は、どうすればという手段を考えればいいだけのこと。
その時、とても簡単な方法があります。
それは、「無意味に笑う」ことです。要は、いつもと違うことを行う。
笑うって、面白い時、うれしい時とか、そのような気持ちが上向きな時に作る表情ですよね。
逆に、そのような時しか笑ってはいけないと思ってませんか。実は、笑っている表情って、そういう時しか作っていないんです。
身体は正直。重力に逆らうことはなるべくしたくありません。口角を上げる。まさに重力に反した動きです。
テレワークの中では、口角を上げることってなかなかしません。場面がないのではなく、めんどくさいのです。
気分転換で体をあえて動かすとスッキリするのと同様、口角を上げるだけで、気分の転換につながります。
そして、顔のたるみも防ぎます。
何だか元気ない、老けてきた。それは口角を上げる生活をしていないから。
重力通り、口角が下がってきて、怒っていなくても怒っている表情、悩んでいなくても悩んでいる表情になってしまうのです。
今はマスクで口元が見えませんが、マスクをとった時、若々しい表情に写りたくありませんか?
決してマスク美人にはなりたくないですよね。
そのためには、無意味に笑うのです。
パソコンをしている時、テレビを見ている時、携帯を触っている時。
幸い今は「マスク」があるので、無意味に笑っていても相手には気づかれないでしょう。
まずは1分。多分1分笑顔をキープするのって、辛いことに気づくでしょう。
ただ続けていくと必ず持続できます。
また笑顔で仕事するだけで、大きな気分転換となり、テンションの維持できます。
無意味に笑う。口角を上げる。
テンションが下がってきた時に、ぜひ試してみて下さい。
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