Q.メンタルヘルスカウンセラーと心理カウンセラーとの違いを教えてください。
A.
カウンセラーがつく仕事とは、共通点として傾聴を行いながら、「相手の心の問題解決」が大きな目的となります。
心理カウンセラーの大きな目的は、相談者の心が楽になり、「生きること」に希望を持ってもらうこと。
メンタルヘルスカウンセラーの大きな目的は、相談者の心が楽になり、「仕事」に希望を持ってもらうこと。
メンタルへルスカウンセラーは「働く中での心の問題」が中心であることです。
日本メンタルヘルスケアサポート協会認定のメンタルヘルスカウンセラーと心理カウンセラー、具体的には大きく2つの違いがあります。
【習得している内容の違い】
心理カウンセラーは、心理療法やセラピーなどを多く学びます。
それに対し、日本メンタルヘルスケアサポート協会認定のメンタルヘルスカウンセラーは、個人で行える「セルフケア」、職場として従業員の心の管理を行う「ラインケア」といった職場の中で起こる具体的対応法を主に学びます。
【対象とする相手の違い】
心理カウンセラーが扱う対象は、ほぼ個人の相談対応です。
これに対し、メンタルヘルスカウンセラーは、企業規模で抱えるメンタルヘルスの問題解決も行います。
上司として部下への対応法や部署内でのハラスメントに対する助言、メンタルヘルス研修の対応なども含まれます。そのため日本メンタルヘルスケアサポート協会では、メンタルヘルス研修が行える講師養成も扱っています。
メンタルヘルスカウンセラーは、実社会の心の問題に答える実用的スキルを習得し、企業の現場で即活用できるスキルを身につけたカウンセラーと言えるでしょう。
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